2009/7/7 第21回クレド経営研究会 オープン講座高業績企業をつくる「クレド実践手法」76期連続増収―ジョンソン・エンド・ジョンソンに学ぶ

76期連続増収…先日、ジョンソン・エンド・ジョンソンの株主総会で、業績報告がされました。この厳しい経営環境の時期に、席上のCEOは、「原則にこだわり続けた結果」と発言しました。
原則とはクレドー:我が信条(ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、クレドーと発音)のことを表します。
私は35年のジョンソン・エンド・ジョンソンの企業人生の中で、常にこのクレドーを肌に感じ、管理職やクレドーオフィスの責任者になってからは、「社内にクレドー風土を徹底し、いかに多くの“クレドー人間”をつくるか」を考え実践してきました。
昨年ジョンソン・エンド・ジョンソンを定年退職しましたが、次の使命としてその経験を他の企業のお役に立てていただければと考え、日本クレド株式会社で現在多くのクレド企業のために業績向上するためのクレド経営のあり方、実践手法を指導させていただいております。
今回のセミナーでは、その一端をご披露させていただければと考えています。
是非のご参加をお待ちしています。

日本クレド株式会社 最高顧問 堀尾嘉裕

Part - 1 13:30-14:45 ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドーに学ぶ 高業績企業をつくる実践手法

J&Jにおける「クレドーの本質」

  • 大恐慌、第2次世界大戦…疲弊する時期にあえて「クレドー」の創設・導入を決定した経営哲学…いまの厳しい日本企業がここから何を学ぶべきか?
  • ザ・リッツ・カールトンホテルもベンチマークしたといわれる「クレドー」
    …創始者が考えるクレドー経営メリットとは?
  • 会社は誰のものか?が原点…J&Jにおける「クレドー」文面の捉え方
  • キレイごと?共生と競争の併存は可能か?…絶対業績の主義と神聖なものとの間(ハザマ)で

J&Jにおける「人材育成の考え方」

  • 社員のエンゲージ、モチベーション…その引き出し法・向上策とは?
  • 全世界に社員12万人超、M&Aで価値観の違う社員が続々入社
    …企業を一本に束ねるクレドーの体系的思考とチーム・リーダーの条件とは?

J&Jにおける「クレドー浸透策」

  • クレドー・チャレンジ・ミーティング/クレドー・サーベイ/リビング・ザ・クレドー
    …代表的なその浸透策の秘密
  • クレドー浸透の評価…浸透度の「見える化」対策とは?
  • リスクマネジメント・CSR(企業の社会的責任)、ISO(国際標準化機構)対策、
    企業不祥事…倫理面での対応策としてのクレドー実践体系とは?

Part - 2 15:00-16:00 Q&A式の対談 堀尾氏と日本クレド株式会社代表取締役 吉田誠一郎

ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドーを、
私たちはどのように応用、活用すればよいのか?

堀尾氏と日本クレド株式会社代表の吉田によるQ&A式対談。 いままで寄せられたクレド推進担当者からの質問や悩みを基に考え方、解決策を語ります。

  • クレド活動を長く実施するためのカギはなんですか?
  • 古参幹部やベテランをどのように活動に巻き込めがいいでしょうか?
  • 工場ライン、パート社員への浸透はどのようにすれば?
  • クレドの委員会はどのような組織にすべきでしょうか?
  • クレドは業績向上、コンプライアンス、リスクマネジメント、倫理観向上…に効果がありますが、その測定手法はどういったものですか?
  • クレド実践者への報酬などありますか? 
  • 本日の総括

講 師

堀尾氏 堀尾 嘉裕氏(ホリオ ヨシヒロ)元・ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
メディカルカンパニー クレドーオフィス
ディレクター& チーフ・クレドー・オフィサー(CCO)
現・日本クレド株式会社 最高顧問 

ジョンソン・エンド・ジョンソンは1886年アメリカで創業。消費者向けにバンドエイドや使い捨てコンタクトレンズ、ベビーパウダー…など馴染みの深い商品を販売しています。また医療機関向けなどの医療機器の販売を日本市場でも積極的に展開をしています。全世界に12万人以上、日本法人は約1850人の社員を抱え、全世界売上533億ドルの企業です。
クレドーは1943年にその原型が完成し、今日まで66年間にわたる不動の経営指針であり、全社員の共通の価値観を追求する手段として実践されています。
1982年の米国で起きた「タイレノール事件」の迅速、適切な解決では、クレドーの存在が全米にアピールされ、今日でも社員の誇りとなっています。
堀尾氏は、2005年、全世界のグループ企業に先駆けて発足した部門「クレドー・オフィス」のディレクターです。クレドーの社内浸透を専門に扱う部署として、活躍後、2008年より日本クレド株式会社 最高顧問に就任いたしました。

吉田氏 吉田誠一郎(ヨシダ セイイチロウ)日本クレド株式会社 代表取締役

クレドの開発、浸透を専門に教育指導するコンサルティング会社を運営。2004年の創業以来、大手企業からベンチャーまで約50社の企業でクレドの開発と浸透サポートを手掛ける。ジョンソン・ エンド・ジョンソンやザ・リッツカールトンホテルのクレド担当者とも情報交流しながらクレドの普及につとめ、業績向上の企業づくりをサポートしている。吉田は1968年生。日本経営合理化協会出身。

日程 2009年7月7日(火) 13:30-16:00(開場13:15)※途中休憩あり
会場 日本外国特派員協会 メディアルーム(東京・有楽町)
東京都千代田区有楽町1-7-1 電気ビル20階
対象 自社でクレド経営を導入・ご検討の企業様を対象とさせていただきます。
参加料 おひとり様 10,500円
※事前に受講料をお振込み願います。お申し込みいただいた方に
「お振込み」のご案内を電子メールにて差し上げます。
主催 日本クレド株式会社 / クレド経営研究会
・東京都千代田区外神田4-7-3 田中ビル4階
・電話 03-5577-5212
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