CREDO LETTER クレドレター

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  • 2018-12-12

    クレドは浸透した!という企業の“次のステップ”

    先日、相談に来られた企業(従業員数1,200人)のクレド推進担当者が

    次のように語りました。

     

    「自社では“クレドは浸透した”という認識です。その次に何をすべきか課題が見つかりません」

    実際にクレドを作成して5年程度が経過し、推進担当者は以下の施策をきちんと実施したと言います。

     

    ・毎日の朝礼でのクレド唱和

    ・カスタマーボイスの活用

    ・社員を称賛する活動…

    ・(部門長⇔部下)定期的なコミュニケーション

     

    さて、では今後どうすべきなのか?

     

    まず、この企業のクレド推進プロセスをきちんと定義する必要があります。

    一般的には

    「認知→理解→想像→体得→実践」(価値創造理論による)

    がクレド浸透プロセスですが、この企業では恐らく「認知~想像」までの

    施策が一通り終わっているのです。

     

    では、いよいよ「行動レベル」である体得・実践ステップに移動しなければなりません。

     

    そこでは何が必要か?答えは

    「プロジェクト」です。何も全社的なものである必要はありません。

     

    例えば、現場のパート社員による「バックヤードの整理整頓」などの改善活動や

    「地域社会との連携を考え実践するプロジェクト」でもいいのです。

     

    クレドに掲げられる文言を参考にして、いま組織で課題となっている案件について

    数人規模の小集団活動を自発的に企画し、実践し、成果を検証する…

    というサイクルを作っていくのです。

     

    それこそがクレドをベースにした人材育成に繋がります。

     

    行き詰まりを見せた企業では、「次のステップに行かねばならない」ことを

    認識し、手を打って頂きたいのです。

     

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