CREDO LETTER クレドレター

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  • 2019-06-22

    感情労働とクレド(後編・ケーススタディ)

    あなたは、看護師だとします。次のABCDの中で最もストレスがかからない仕事に対する姿勢はどれでしょうか?

    ○看護師のアイコンの大小の意味→仕事は大変だ、嫌だな~、何とかしなくては!と自分の感情を優先している度合

    ○患者のアイコンの大小の意味→看護師がどれだけ患者の感情を親身に考え優先しているかの度合

    このケースでは、一般的な研究の結果から「D」であることが判明しています。

    例えば「A」は自分のことや相手の感情を「考える度合の総量が最も少ない」ので一見すると「ラク」だと思われます。しかしつまらない、ヒマ、働きがいが得られない、仕事の時間が経つのが遅い…というジレンマに陥り結果としてストレスが増します。

    一方、滅私し相手の満足をしっかり考える優等生的な感情である「C」は、燃え尽き症候群になりやすいと言えます。

    その意味では「D」は総量が最も大きく最も大変なイメージですがバランスは取れている感情だと考えられ、ストレスからは逃れられるという働き方と言えます。                         

    (東京成徳大学准教授・関谷大輝氏の著書「あなたの仕事、感情労働ですよね?」より)

    つまりわたしたち企業理念・クレドの推進リーダーは次の2点を踏まえた推進活動を取り入れる必要があると言えます。

    ●クレドの価値観でもある「貢献意識(日本で良く言われる「利他」)」を社員の行動指針として強化する。

    ●そうは言っても、自分にも当然負荷がかかる訳ですから、“それらを逃す”ためのコミュニケーションを促進する機会をつくる必要がります。※関谷教授は「ひとり日誌(提出を求めない)」が有効であると語っています。

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