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CREDO LETTER クレドレター
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- 2019-06-12
理念やクレドの文言を代える「理由の1つ」
阪急電鉄の「ハタコトレイン」が会期半ばで中止になったと話題です。
一方で西武鉄道では、癒し系の「コウペンちゃん」の言葉の中刷りに肯定的なコメントが寄せられています。
双方への賛否については様々な方が論評していますのでここでは触れませんが、私たち企業理念・クレドの推進を担当する立場としても考えたいことがあります。
実はある企業で現在「クレドの文言開発プロジェクト」が進んでいます。そのプロジェクトチームの一人の若手社員が「寄り添いの言葉をクレド文言に入れたい」と発言したのです。
意識の高い前向きな、たとえば「ステークホルダーへ貢献」「社会的な責任を果たす」「成長・発展をめざす」といった大事であるのは解るけれどストレートすぎる言葉よりも、
「毎日の仕事は辛いけど頑張ろう」、「リーダーは部下を褒めてあげて欲しい」という柔らかい言葉の方が若い社員の心には響くし、行動につながると考えているのです。
私たち推進担当者は、社員に「理念に基づく高いレベルの行動を求める」にしても、その導き方次第で行動が起きる起きないが変わってしまう…
そんな状況が生まれる時代であることを、昨今の景況感や労働意識と照らし合わせて心しなければならないと言えるのです。