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  • 2019-07-10

    「組織競争力の強化」に必要な3要素

    前号に引き続き、すこし宗教からのアプローチで「組織競争力の強化」を考えてみましょう。

    キリスト教の宗派では、次の3要素のバランスが大切だと語られています。

    フィジカル(健全な肉体)

    メンタル(心の健康)

    スピリチュアル(真・善・美)

                        ※日本語訳は筆者解釈

    企業経営でも、これらの3要素をバランスよく実践することが「組織競争力の強化」に繋がると言えます。

    ・フィジカル→組織体制や人事制度の改善

    ・メンタル→コミュニケーション、人間関係の良好さ、また最近では健康経営に代表されるさまざまな施策

    ・スピリチュアル→企業理念、価値観、ミッション、そしてクレドの共有

    しかし、実は優先されるべきスピリチュアル( 企業理念、価値観、ミッション、そしてクレドの共有 への対策が後回しになっているのが実情です。

    また同じような事例が他にもあります。最近は少しトーンダウンかと思われる「働き方改革」です。内容は…

    ① 労働環境の整備(時短やワークシェア) 

    ② 生産性の向上 

    ③ 社員エンゲージメントの向上(内閣広報より)  

    が重要な3要素だと提起されています。 

    しかし、取り組みやすい 労働環境の整備(時短やワークシェア)が主たる「働き方改革である」と喧伝され、

    実は優先すべき③ 社員エンゲージメントの向上に関する議論や実践が進んでいないのです。

    これが「働き方改革も“あと一歩”」と多くの企業が受け止めている理由の1つなのです。

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